昨年の1月、敷地内(庭)の松の大木が突然倒れて我が家を直撃した。
幸い、倒れた松の木は我が家に電気を引いてる電線と電話線がクッションになり下屋根と玄関を直すだけで済んで、保険に入っていなかったら100万円近くかかった。
話が逸れたがその大木は表からは分からなかったが、根元が腐っていていつ倒れてもおかしく無かったのだった。そんなこともあり、昨日と今日の2日間で敷地内にある数本の大木を伐採することになったのだ。
昨日切った、上の写真の一番右の杉の木を伐採中にカラスの巣があって切った枝と一緒に巣の中に居た1羽の子ガラスが落ちてしまった。
伐採業者さんも驚いたが、親カラスも驚いた。ものすごい鳴き声で啼き始めた。
業者さんたちは親カラスが攻撃しないかと心配だったらしくしばらく木の上で手を休めて様子をみた。
落ちた子カラスは親の3分の2くらいの大きさだったけど、まだ飛べないらしく
パタパタと羽をバタつかせて啼くばかりだった。
見かねた業者さんの一人が近くのブドウ畑の棚に子カラスを乗せて仕方なく作業を続けた。夕方作業が終わるころになっても子ガラスは棚から動かないで啼いてるばかりで、
それを少し離れた電線から親カラスがギャーギャー啼いて見守る様子だった。
あんなときは子カラスの傍には行かないのだなと不思議に思った。
業者さんも帰り、辺りが暗くなるころ、子カラスは棚から降りてどこかに行った。
夜になっても隣の町内のほうからカラスの鳴き声が聞こえた。
あれから子カラスはどうしたのだろう。今は親の声も聞こえない。
そして今日の作業がすべて終わったころ、業者さんが枝の束の上に置いてあった巣を見に行ってみた。
木の枝と一緒に、どこかから持って来たハンガーとか、キッチン用のネットなどで作った巣が.....なんだか寂しい。